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鏡開き

2020年1月11日|News

昨日、現場作業中に晴れた空から突如降ってきたのは霰でした。

小さな小さな氷の粒がパラパラと晴れた空から降ってきたのは

一瞬でしたが、ようやく冬の訪れを実感した気がします。

穏やかな小春日和が続く日々ですが、今年一年も健やかに穏やかに

過ごしたいものです。

 

 

 

 

 

松の内も明けて、鏡開きとなりました。

「鏡開き」とは、お正月にお供えした鏡餅を神前や仏前から下げて

食べる行事です。鏡餅にはお正月の間、歳神様が宿っていたのですから、

霊力のあるありがたいものということになります。

鏡餅を頂くことは歳神様の力を取り込むことになり、それが一年の無病息災につながると

かんがえられたのです。

 

地域によっても違いがあるのでしょうが、ちなみに我が家では

鏡開きの朝はお汁粉を食べます。

しかし、曾祖父の時代も祖父の時代もずっとそうしてきたことを

今年は多数決により初めて覆すこととなりました。

お雑煮。そうです。また。元旦から三が日食べ続けたお雑煮再びです。

(我が家のしきたりで、元旦かの三日間は三食お雑煮を食べるので

後半はかなりヘビーです。)

我が家の伝統に逆らうこととなった理由ですが、

小豆を事前に炊いていなかったこと。そして、甘いのは嫌だと

多数決で反対派が勝利したことです。何たる冒涜!ご先祖様、ごめんなさい。

長きにわたり続いてきたしきたりが、こんな理由で途絶えてしまうとは…

と、心の中で手を合わせて詫びつつ鏡開きを終えました。

読者の方々は、どんな鏡開きの朝を過ごされたのでしょうか。

この古くからの日本の伝統が現代まで長く

息づいているのを踏まえ、鏡開きで家族の健康を祈ってみてはいかがでしょうか。