2020年1月7日|News
HPをご覧頂いている皆様。
明けましておめでとうございます。
今年もスタッフ一同、頑張りますので
宜しくお願い致します。
新年を迎えて早くも7日。今年も残すところ358日となりました。
そして本日、人日の節句(1月7日)。
今朝は7種の野菜が入った「七草粥」を食べましたか?
お餅を食べすぎてしまった方にも、いわば日本のハーブを入れた
おかゆですから負担をかけすぎた胃腸の回復にちょうどよい食べ物ですね。
「七草粥」を食べると、邪気を払い万病を除くと古くから言い伝えられてきた風習があります。
この七草粥に用いる7種の野菜(草)を「春の七草」といいますが、すべて言えますか?(ちなみに私は幼少期に祖母にたたきこまれ、三つ子の魂なんとやら…しっかりインプット)
古来日本には、雪の間から芽を出した若菜を摘む「若菜摘み」という風習があったようです。
お隣の中国を見てみると、前漢時代に「元旦は鶏、二日は狗(犬)、三日は猪、四日は羊、五日は牛、六日は馬、七日は人、八日は穀」と、それぞれを占って新年の運勢を見ると共に、占いの対象となるものを大切に扱っていました。
中でも七日の人の日は、人を大切にする「人日」という節句でした。また唐の時代には、人日の日に七種類の野菜を入れた汁物「七種菜羹」を食べて無病息災を祈りました。
時は流れて、平安時代になると
中国の風習や行事が多く日本に伝わることとなります。
すると、「若菜摘み」と「七種菜羹」の風習が交わって「七草粥」が食べられるようになったといわれています。
江戸時代になると、幕府が「人日の日」を「人日の節句」として
五節句の一つに定めました。
これによって、「1月7日に七草粥を食べる」という風習が
民衆に広がり定着したのだそうです。
本来は旧暦のお節句なので、現在の新暦では2月辺りに行われていた行事です。現在の新暦のこの時期ではこの七草を摘むのが実際には時期が早いため容易ではありません。
スーパーなどでは正月前後からパック詰めされた七草が販売されているのを見かけます。今朝、食べられなかったあなた!ぜひ、今夜にでも食べてみてください。
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
●芹(せり):競り勝つ
●薺(なずな):撫でて汚れを除く
●御形(ごぎょう):仏体
●繁縷(はこべら):反映がはびこる
●仏の座(ほとけのざ):仏の安座
●菘(すずな):神を呼ぶ鈴
●蘿蔔(すずしろ):汚れのない清白